2010.08.19 Thursday
ちりめんモンスターを探そう!
夏休みの自由研究のテーマにもぴったりな講座「ちりめんモンスターを探そう!」 を開催しました。eco-Tでは昨年に続き2回目の開催です。 2009.8.19(昨年)の様子はこちら ご飯のおかず、ちりめんじゃこは、シラスからつくられます。 シラスとは、カタクチイワシなどの魚の稚魚のこと。 これらを海から引きあげる時、たくさんの小さな生きものがまざってきます。 「ちりめんモンスター」とは、その生きものたちのことです。 小さくて不思議な形をした生きものたち、タコやエビ、イカ、貝、そしてタツノオトシゴ…。ほかにもふだん名前を聞いたこともないような珍しい魚や生きものを探して、台紙に貼っていきます。 そして、たくさんの生きものが海でくらしていることを感じてもらいました。海の生きものたちは、めぐりめぐって私たち人間とも深く関わっているのです。 最後に、講師の高山博好さんから生物多様性についてのお話がありました。 ・みつけた生きものたちの海の中での生活の紹介 ・地球温暖化などによって、たくさんの生きものたちが急激な速さで絶滅していること ・このまま私たちが魚を取りすぎたり、海を汚したり、海を埋め立てたりしていくと、 2050年には魚が食べられなくなってしまうかもしれないこと そして、私たちが身近なくらしの中でできることをお話ししてくださいました。 最後までたくさんの生きものを探し、お話も真剣に聞いてくれました。 みんなの心に海や生きものを大切にする気持ちが伝わっていたらうれしいです。 最近はちりめんじゃこの中のモンスターたちは工場で選別されて、食卓でみかけることは少なくなっています。 そこで今回は特別に選別をしていないものを仕入れました。 次回の開催はまだ決定していませんが、開催する時はホームページなどでご案内します。ぜひご参加ください! |