2010.07.30 Friday
ツバメリポート2010 その3
●こんなに大きくなりました!
このブログでお伝えしてきたツバメのヒナたちも、 大人のツバメと変わらないくらい大きくなりました。 そうです。いよいよ「巣立ち」の時がやってきました。 ●心配そうに見守る親ツバメとヒナたち ずいぶん大きくなったヒナたちに対し、 親鳥は巣の近くに止まってじっとヒナを見つめます。 巣立ちを促しているのでしょうか? 巣からこぼれ落ちそうなくらいにひしめき合うヒナたちは、 地面を覗き込みながらソワソワと落ち着かない様子。 結局この日は巣立ちませんでしたが、 巣立ちがまもなくであることは間違いなさそうでした。 ●そして翌日・・・!! 翌日ツバメの巣を観に行くと、そこはすでにもぬけの殻! 無事にみんな巣立ったようです。 周りではヒナらしきツバメが元気に飛び回っていました。 ●あの「スズメ」たちは・・・? さて、前回お伝えした「ツバメの巣を使ってヒナを育てるスズメ」ですが、 残念ながらこちらは子育てに失敗してしまったようです・・・。 本来スズメは民家の軒下のすきまなどに 枯れ草をつめたような巣を作るのですが、 近年は「密閉された家屋」が多く、 スズメたちが営巣できる空間がめっきり減ってしまっているのです。 だから、このスズメも「苦肉の策」で 古いツバメの巣を借りたのでしょうが・・・。 野生で生きることの厳しさを、改めて感じました。 一方、無事巣立ちを迎えたツバメたちは、 しばらく日本で過ごしたあと、南の国へと旅立って行きます。 また来年もエコットに戻ってきてくれるかな? 逞しくなったツバメたちの姿がとても楽しみです。 ・「ツバメリポート2010 その2」 ・「ツバメリポート2010 その1」 |