2009.08.19 Wednesday
ちりめんモンスターを探そう!
今日は、今ちまたで話題になっている「ちりめんモンスター」略して「チリモン」の講座を行いました。 ちりめんモンスターとは、チリメンジャコの中にまじっている小さな生きもののこと。市販されているチリメンジャコには、チリモンはあまり混じっていませんが、これはチリメンジャコを作っている工場でジャコ以外を取り除いているため。取り除く前のチリメンジャコの中には驚くほどいろんな生きものが混じっています。今日の講座では「チリモン」を探しながら、海の生きものの多様性について考えました。 探し始めると、エビやカニ、フグやタコやタツノオトシゴなど、驚くほどたくさんの生きものが見つかりました。子どもだけでなく大人もどっぷりハマってしまったようですね。 小さな生きものはルーペなどで拡大します。何だか研究員になった気分ですね。 見つけたチリモンは台紙に貼り付けます。どんどん見つけてすぐに台紙がうまった子、種類別に分けて貼っていく子など、チリモン探しを通して、子どもの個性も見えてくるのが面白いですね。 講座の最後には生物多様性についてのお話。世界では今たくさんの生きものが絶滅の危機に瀕しています。データでは約10分に1種類の生きものが絶滅しているとか。当然海の生きものも例外ではありません。今回のチリモンは和歌山産のものを使いました。本当は地元のものを使いたかったのですが、不漁のため用意ができませんでした。この不漁が今年たまたま起こったことなのか、三河湾の生きものが減ってきているからなのか、正確なところは分かりませんが、海の生きもののくらしと、私たち人間のくらしがつながっているのは確かなことです。生きものがたくさんいる海を守るために私たちにできること、みんなで考え取り組んでいきたいですね。 |