2007.11.13 Tuesday
国際交流:タイの高校生が来てくれました!
昨日eco-Tにタイの高校生が18人、来てくれました。
今回の見学は、外務省が実施している「21世紀東アジア青少年大交流計画」という事業の一環だそうです。愛知県にやってきたグループは、県内の高校を訪問したり、自動車工場の見学にも行くとのこと。 英語や日本語を少しだけ話せる生徒もいますが、通訳さんを挟んでのやり取りが中心になります。 一ヶ月ほど前から企画を準備してきましたが、タイでの日ごろの暮らしも分からず、ちゃんと通じ合えるかどうかどきどきわくわくして当日を迎えました。 はじめに挨拶をして、映像を使ったレクチャーをしました。写真や環境まんがを使って、今の日本のくらしは便利だけれど持続可能ではなく、課題もたくさんあることを伝えました。 生徒たちからも意見をもらいましたが、発言がとてもしっかりしていて、感心してしまいました。 次は、渡刈クリーンセンターの見学です。焼却の熱を利用して発電していることに驚く生徒もいました。 続いて、タイと日本のごみの出し方について考えるワークショップをしました。タイでのごみの出し方を、大きな紙に描いて発表してもらいました。 今回は都市部からの参加者が中心だったと思います。都市部では、紙やプラスチックなどの「乾いたもの」、生ごみなどの「湿ったもの」、そして「危険なもの」の3つに分別して出しているところが多いようです。 農村部では状況が大きく違っていて、空き缶を足で踏み潰して自分で売りに行ったりするそうです。 それにしても、みんな絵が上手! 日本の子どもたち以上に、マンガ好きが多いらしい!? 豊田市ではごみの出し方が7種類に大別できます。実際にサンプルを使って、タイの生徒たちに7つに分けてもらいました。みんな真剣です。 正解を発表したとき、生ごみが「燃やすごみ」に分類されるのを見て、「肥料になるのになあ」と言った生徒がいました。もしかすると日本の私たちよりも、もったいないと感じる気持ちは強いのかもしれませんね。 レジ袋を減らす工夫の一つとしてふろしきの実演をしてみたところ、感嘆の声があがりました! 最後に訪問の記念品をいただき、タイ式のお礼の挨拶をいただいておしまいです。あっという間の2時間でした。途中からはお互いにリラックスして、とても楽しく有意義な時間を過ごすことができました。 生徒たちが描いた「タイでのごみの出し方」の発表資料をeco-Tで展示します。みなさん、ぜひ見に来てくださいね! |