2012.03.10 Saturday
まゆから糸をつくろう
さて、みなさん、これは一体何かわかりますか?
今日は、近代の産業とくらし発見館で「まゆから糸をつくろう」 という講座を行いました。 そう!先ほどの白い物体の正体は「まゆ」でした 新城市で養蚕(ようさん)を行っている矢澤由紀子さんを講師にお招きして、まゆをつくる蚕(かいこ)のことなどをお話しいただきました。 養蚕は、歴史がとても古く(4500年以上も昔〜)、そしてとてもエコだそうです。 蚕はエサである桑の葉をいっぱい食べて、一生懸命糸を吐いてまゆをつくります。こうして出来たまゆから絹糸をとるため、冷やされたり熱風乾燥された蚕はさなぎのまま死んでしまうのです。 しかし、人は蚕のフンを肥料にしたり、桑の枝を小物や染料にしたり・・・と余すことなく生活に役立ててきたそうです。蚕にとても感謝していたんですね〜 では、いざ体験! まゆから細〜い糸を引きます♪ 1個のまゆからなんと1000〜1500mの1本の糸ができるそうです まゆ以外にも真綿の種取りや手で糸をよったりもしました。 体験の後は、発見館のスタッフ今西さんの案内で養蚕と深いかかわりがある豊田市をのぞいてみました。 実はここ発見館は、昔は蚕業取締所だったんですよ! 参加したみなさんからこんな感想をいただきました。 ・まゆから糸にするところがおもしろかった ・まゆからでてきた蚕がミイラみたいだった! ・匂いが印象に残った ・豊田市の昔の産業を初めて知った ・蚕の一生を知ってから、糸づくりをみるとありがたみが倍増! ・初めての体験で楽しかった ・蚕の糸がすごく細くてびっくり! ・興味を引く内容で、自然と産業のつながりを感じることができた みなさん、新しい発見があったようですね |