eco-T日記

eco-Tスタッフによるブログです。

未来へのエコットーク 「食」でできる省エネ
未来へのエコットーク2012がスタートしました。
未来のくらしについて考えるきっかけになればと開催している講座です。

第1回目の昨日は、「食」でできる省エネと題して、NPO法人環境市民の事務局長 堀 孝弘さんにお話いただきました。
食でできる省エネ
節電は大切。今夏も全国で取組みをしてきましたね。
でも節電の取組みには限界もある。だから、節電と併せて節電以外の省エネにも取り組もう。
その一つが「食」の環境配慮です。

大量かつ遠い国・地域から運んでいる
大量かつ遠い国・地域から運んでいる
遠くから運ばれてくる食材は、輸送エネルギーがたくさんかかり環境負荷も大きいのです。

多くの食べ物ごみを出している
多くの食べ物ごみを出している
家庭ごみのうち、食べ残しが約15〜16%、手つかずの食品ごみが約5〜6%もあるそうです。金額になおすと、約11.1兆円にもなるのだとか・・・。驚きです。
食品ごみは、家庭から以外に、産業・事業系から出るものも多くあります。
そういったごみが減るような働きかけもしていきたいですね。

季節と関係のない食生活を過ごしている
旬の食材を使うことの省エネ効果
同じ作物でも、ハウスで加温して作ったものは露地栽培の何倍ものエネルギーを必要とします。
冬に、夏野菜のサラダ(きゅうり、トマト、ピーマン)を1皿食べると、
たった1皿で、本来の季節(夏)に作られた野菜より700kcal以上のエネルギーを余分に使ってしまうそうです。
700kcalとは、テレビ20時間、冷蔵庫27時間動かせるエネルギーに相当します。日々のこまめな節電の努力がとんでいってしまいますね・・・。

全てを変えることは難しいですが、いつもの買い物の中で、少し産地や旬を意識してみたり、買いすぎに注意したり・・・誰にでもできることがたくさんありそうです。
「食」は私たちの生活の中で大きなウエイトを占めています。だからこそ、個人の小さな変化も、全体では大きな省エネ効果になるように感じました。

今回の講演内容を詳しく知りたい方は、
ぜひ、堀さんのブログ(こちらをクリック)をご覧ください。
今回のテーマのほかにも、いろいろなエコネタが盛りだくさん!

講演後は、講師を囲んでのティータイム。
ティータイム
お茶を飲みながら、リラックスした雰囲気です。
講座で感じたことを参加者どうしで話をしたり、講師の方にもうちょっと聞きたかったことを聞いたり・・・。


次回のエコットークは、10月21日(日)に開催します。
今、世界でおきていること 
講師:鬼丸 昌也さん(NPO法人テラ・ルネッサンス理事)
日時:10月21日(日)13:30〜15:30
   ※終了後〜16:30まで、講師との交流会あり(自由参加)
対象:どなたでも(託児はありませんが、子ども同伴でも参加できます)
お申込み:eco-T事務局までお電話(26-8058)でお願いします
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