2009.01.25 Sunday
石油がなくなるとご飯が食べられない?
昨日、eco-Tでは、農業・食品産業技術総合研究機構の篠原信さんを講師に招き、「日本は何人養える? 〜石油でできたコメ〜」という講座を行いました。現代農業では化学肥料や農薬、トラクター等の農業機械など、石油を使うことで収量を増やしてきました。何と1キロカロリー分のコメを作るのに、2.6キロカロリー分の石油が使われているそうです。しかし、石油が何らかの理由で手に入らなくなると、今のようなコメの生産は難しくなります。今の日本の人口は1億2700万人といわれていますが、石油が手に入らなくなることで、9700万人分もの食糧が不足してしまうそうです。 これまでは工業等の産業の力により、外国から食糧を買うことができていましたが、資源を安く買い、製品を高く買う、というモデルも今後どこまで続けられるかは不透明、原油や食料品価格の高騰や経済危機なども起こる中、これからの日本が不安になってきます。 今回の講座では、日本が抱えている問題を目の当たりにしたように感じました。この問題を自分のものとして捉えた上で、解決策についてみんなで考えていきたいですね。 |