エコットフォーラム2014 「からだも地域もよろこぶおいしいごはん」
きびしい寒さになった日曜日ですが・・・、eco-Tはたくさんの方にお越しいただきました!
エコットフォーラム2014「からだも 地域も よろこぶ おいしいごはん」のご報告です!
インタープリターによる司会、豊田市環境政策課よりのごあいさつで、開会です。
まずは 長田絢さんによるご講演。
ご自身の子育ての経験や栄養士としての知識からお話をしていただきました。
食べることと健康に生きることのつながりを栄養の面から、またおいしさの面からもご説明いただきました。
と、いっても「栄養に気をつけましょう!」といったきびしいお話ではなく、食べることは楽しいんだよ!おいしいことは幸せだよ!という長田さんのメッセージが伝わってきました。
つづいて トヨタファーム代表で豊田市の若手農業家のあつまり「夢農人」代表の鋤柄(すきがら)雄一さんのお話です。
堤本町の農家の8代目。 お父様の代から養豚をはじめられました。
現在は豊田市と田原市で農場を経営、魚以外は自給自足の生活の、専業農家。
リサイクル飼料にも取り組まれています。
先々、農家は絶滅してしまうのではないか。生産者と生産者、生産者と消費者、生産者と他業種などつながることが大切。 消費者は農業のことは知らないが、自分の食べるものには関心がある、農業のことも本当は知りたい。
などなど、消費者である参加者が知らなかったことを、わかりやすく、また力強く話していただきました。
お二人の話をお聞きしたところで、お昼の休憩です!
今回のフォーラムでは、初めての試みとして事前にお弁当の注文をお受けしました。
鋤柄さんの農場で育てられた豚肉を使ったお弁当と、下山のミネアサヒを使ったおにぎりのお弁当!
どちらも「おいしい!」と大評判でした。
さて、午後からは上映会です。
大分県臼杵市の有機栽培の取り組みを描いた映画「100年ごはん」。
会場の後方には 映画にも登場する臼杵市土づくりセンターで作られた「うすき夢堆肥」を展示しました。
あわせて、鋤柄さんよりご提供いただいたトヨタファームで作られた堆肥と、豊田市緑のリサイクルセンターで取り扱っている「ecoグリーン」も展示しました。
みなさん、興味津々で手に取って、においをかいでいらっしゃいました。
映画のあとには 監督である大林千茱萸さんにご登壇いただき、映画についてお話いただきました。
「取組の成果を描いた映画ではありません。結果はまだ出ていないけど、はじめの一歩を踏み出した臼杵市や農家のみなさんを見てほしい」
その後、午前にお話しいただいた長田さん、鋤柄さんもまじえて、トークセッション。
映画の感想をいただいたり、午前のお話を受けての質問などにお答えいただきました。
午前午後にわたる長い時間でしたが、たくさんの方に参加していただけました。
食や農業という私たちの生活にとても身近、なんだけど なかなか変えていったり、見直すことができないこと。 今日のお話や映画が参加していただいた方にとっての「きっかけ」になれば幸いです。
ライフスタイルを変えていくことは、未来を変えていくことにつながります。
「100年ごはん」のように 100年先を見据えて、あしたのくらしを見つめなおし、小さな一歩を踏み出していきましょう!