いきものめぐみ塾 ~山のめぐみ編~
8日(金)、少し雨が心配されましたが 「いきものめぐみ塾 ~山のめぐみ編~」を実施しました。
生物多様性や農山村と、自分たちの生活とのつながりを考えよう!というのが、この講座のねらいです。
今回は、「山」に目を向けてみましょう!
まずは、旭地区の製材所の見学に来ました。
市場から運ばれてきた木材を加工する工場です。
木の皮をむき、用途に応じた厚さに裁断、乾燥、加工まで行います。
製材所のすぐ近くに「つくば水車の里」があります。
昔ながらの水車が再現されており、暑い日にはとても涼しげな様子。
その隣に、山からの水を利用した小水力発電がおこなわれています。
水の流れるエネルギーが電気にかわる様子に、参加者もとても興味深げでした。
次に向かうのは稲武地区の「どんぐり工房」 古民家を移築した建物は、天井も高く、風が通り抜けて、とても涼しい! そんな涼しい畳の上で、「獣害」についてのお話を聞きました。
近年、イノシシやシカ、サル、タヌキ、クマなどの動物たちが里山に姿を見せ、畑や水田を荒らしたり、人に危害を加えることがたびたびあります。
人間にとっては「被害」に違いないのですが、では動物たちにとっては?? 生きるためにしていることなのに、被害を与えるつもりで人里に来るわけではないのに・・。
現在、豊田市の取り組みとして「緩衝帯」という山と里の分かれ目に、開けた場所を作り、動物たちが隠れるところがないようにして、被害を減らす取り組をしていること、捕獲したイノシシなどを、せっかくならおいしく食べよう、というイベントも行われていることも紹介していただきました。
と、いうことで お昼ごはんには 「山のめぐみを食べてみよう!」 しし鍋をみんなで食べてみました。
他にも五平餅やとうもろこしなど、山のめぐみをおなかいっぱい味わいました。
最後は「山」に行きましょう!ということで、面ノ木園地へ向かいました。
大きな風力発電の風車をみて、ブナ林へ。 人工林とは違う、気持ちのよい森の中で、思い思いに自然を感じました。 鳥の声や風の音、山からいただく癒しのめぐみも感じることができました。
まだまだ、書ききれないほど 盛りだくさんのバスツアー。 たくさんの山のめぐみを感じてくれたようです。 次回は9月13日(土)に「里のめぐみ編」を行います。 田んぼや畑など人のくらしと近くにある生き物や自然のめぐみを感じられるといいなと考えています。ぜひ、ご参加ください♪