いきものめぐみ塾③ 「矢作川と森のつながり」
豊田市を流れる矢作川。その矢作川と自分たちのくらしとのつながりを考えることをテーマに行ってきた「いきものめぐみ塾」。今回は第3回目「矢作川と森のつながり」を開催しました。
秋晴れの31日(土)。 バスに乗って、まず向かったのは 長野県根羽村にある「月瀬の大杉」。
幹回り14m、樹高40,5mの大きな杉の木。樹齢は1,800有余年だそうです。
杉の木の続く根羽峡大橋という吊り橋のしたには矢作川が流れています。
紅葉もキレイですね。
さぁ、源流を見に行きましょう!
茶臼山の山頂付近で源流を見ることができます。(源流は何か所かあります)
「うわ!小さい」「これ、矢作川??」 先回の講座で河口の見学をした子もいるので、より一層びっくりな声が。
「水、きれいだね」「ちゃんと山のしたまで流れるのかな?」
茶臼山から下山する道路も川の流れに沿っています。 少しづつ大きくなる流れを見ることができました。
向かったのは「グリーンハウス森沢」という根羽村の施設です。
おなかペコペコのみんなを待っていたのは、山・森のめぐみです!
五平餅とシシ鍋です♪ くるみダレとねぎ味噌の五平餅は豊田市内で多く食べられている五平餅とは違った味わいで、おいしかったです。
シシ鍋は「昨年獲れたシシ肉のなかでも最上級の肉です。脂がよくのっておいしいですよ」と猟友会の方から説明をしていただきました。
田畑にとってはやっかいで駆除も必要なイノシシですが、お味は・・・おいしいっ!
においやクセがあるといわれるシシ肉ですが、とてもおいしく、みんなおかわりっ!
体もポカポカしてきた気がします。
おなかがいっぱいになったあとは、木工体験もさせていただきました。
根羽杉を使った木のペンダントつくり。
弓矢つくりも体験。 外で思いっきり矢を放って、楽しみました。
薪割や、薪を使い沸かしたお湯で足湯も。 「気持ちいい~♪」
根羽村森林組合の今村さんからは「根羽の木を使い、根羽の自然のファンになってほしい。木を使った暮らしを選んでもらうことで、林業も盛んになり、自然を守ることにもつながるよ」というお話も聞きました。
参加者からは、3回の講座を通じて、矢作川が身近に感じられるようになったという感想もいただきました。矢作川流域のそれぞれの暮らしや産業を知り、川の機能や人を含めた生物と川の関わり方を考えることができました。
「自然を守る」といいますが、実際は自分たちが自然に守られているなという気もします。
楽しく、学びの多い講座が、たくさんの方にご協力いただき、無事に開催できました。
この後、まとめを行い、2月に発表を行いたいと思います。